こんにちは。横浜市青葉区にある「レオどうぶつ病院」院長の堀川歴央(ほりかわ・れお)です。この病院を開院するとき、私の名前から病院名をつけました。
私は幼い頃から生きものが大好きで、昆虫やカエルを捕まえたり、テレビ番組の「ムツゴロウさん」(動物研究家の故・畑正憲氏)のように、大きくなったらたくさんの動物を飼って暮らしたいと思い描いたりしていました。小学校の卒業アルバムには、「将来の夢は、動物学者」と書いた記憶もあります。
やがて高校で大学の受験先を決めるとき、担任の教師から「動物好きなら麻布大学はどうだ?」とすすめられたのです。
同大学を受験し、そこから獣医師への道が開けました。大学時代には、基礎研究系の恩師の下で、脳神経生理学の分野を研究。卒業後は一般の動物病院に就職し、臨床(実際の治療)の場で勤務獣医師として動物たちと向き合うようになりました。
約10年間の勤務医生活の中で、病院で働きながら麻布大学附属動物病院の腫瘍科にレジデント(専科研修医)として5年間研修する機会を得ました。
この時の経験が、現在行っているがん治療の基礎となっています。
こうして、若いときから現在まで、獣医師として日々診てきた動物たちからいろいろ学んでまいりましたが、なかでも重要なことは、当院の診療方針の基礎ともなっている「治療に必要なもの、大事なもの」についてです。
それは何かというと、動物診療において獣医師が治療に真摯に向き合うことはもちろんですが、当事者としてがんばっている犬や猫たち、そして一番近くで支えている飼い主さまの3者が揃って、はじめてよい治療が行えるということです。
そのために、私はご家族(飼い主さま)への説明を丁寧に行い、今戦おうとしている病気について、治療法についてご理解いただき、チームとして治療に取り組むことを目標としています。
また、適切な治療を行うために必要なのは、最新の知識や技術のほか、治療への情熱、飼い主さまや動物たちへの思いやりといった、治療を行う獣医療従事者の「心」も忘れてはならないと確信しています。
どうすれば病気の犬や猫たちが苦しまずに健康を取り戻せるか、日々考えながら温かく接することに努めています。
家族としてのペットの存在や役割がますます大きくなりつつある現在、動物たちと飼い主さまの絆を重視することが治療にも役立ちます。
そんな心構えで、日々動物たちを診療しておりますので、気になることがありましたらお気軽に相談においでください。
また、病気などなくても、どうぞ当院をお訪ねください。おやつをもらって帰っていく子たちもいます。元気なワンちゃん、猫ちゃんの顔を見るのも、私たちの楽しみなのですから。
レオどうぶつ病院 院長 堀川歴央