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ER八王子腫瘍科での診療
2021年6月より病院の休診日を水曜日から木曜日に変更させていただきました。 木曜日には2次診療施設「ER八王子動物高度医療センター」の腫瘍科にて客員獣医師として非常勤で診療いたします。 麻布大学腫瘍科の恩師である信田先 […]
2021.06.07
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雑誌「いぬのきもち」メラノーマ特集を監修しました
雑誌「いぬのきもち」の連載記事「犬の現代病ファイル」。8月号はメラノーマがテーマ。記事の監修をいたしました。 メラノーマは悪性黒色腫とも呼ばれるメラニン細胞のがんで、体中のどこにでも発生しますが、犬では口と皮膚と目が好発 […]
2020.07.07
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犬の健康診断で見つかった脾臓の微小病変に対する細胞診 レオどうぶつ病院腫瘍科 たちばな台 桜台 みたけ台 桂台
脾臓に発生したしこりには血管肉腫という非常に悪性度の高い腫瘍が多く、しこりが破裂して腹腔内出血を起こして緊急に脾臓摘出することが多いのですが、近年の画像診断の普及により健康診断で脾臓の小さなしこりを発見することもしばしば […]
2017.04.17
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足底部のカリフラワー状腫瘤を結紮処置によりQOLが向上。
6歳齢、雌のフェレットの左後肢、足底部に2か月前に腫瘤が発生し、増大と共に自壊し始めた。 腫瘤はメインパッドの隣に張り付くように存在し、表面は不整で自壊・出血があり、カリフラワー状に拡がっていますが、良く見るとその基部は […]
2014.08.08
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精巣腫瘍を放置すると雌性化や貧血、リンパ節転移することも
左右の睾丸の大きさが違う。片方がだんだん大きくなってきた。 それは精巣腫瘍かもしれません。 精巣腫瘍は未去勢のオス犬では最も発生率の高い腫瘍のひとつです。 早期に摘出手術を行えば完治する可能性が高い腫瘍ですが、放置して進 […]
2014.07.27
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切除困難な犬の肥満細胞腫グレードⅡへのイマチニブの効果
11歳の柴犬 オス(去勢済み) 3年前に左眼の結膜炎に気付いた。左眼外眼角の結膜は充血し腫脹していた。抗生物質とステロイドの合剤である眼軟膏の塗布で改善傾向が見られた。その後も時々同部位が腫れることがあり、同様に眼軟膏の […]
2014.07.12
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汗腺嚢胞が長期の経過を経て腫瘍化した犬の1例
5歳齢、雄のウェルシュ・コーギーが腰部のしこりを主訴に来院した。しこりは左側腰背部皮下にφ2.6×2.3cmで存在していた。 細胞診を行うと内部から透明な液体が排出ししこりは消失した。吸引した液体には細胞成分は少なく、悪 […]
2014.07.01
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細胞診や増大傾向だけでは分からない犬の乳腺腫瘍の良悪
症例① トイ・プードル 10歳 未避妊雌(出産歴あり) 4年前に発見したφ0.4㎝に乳腺部のしこりが徐々に増大。3か月前に急速増大し外科切除をお勧めしたが、しこりの内部に貯留した液体の吸引除去により軽度縮小し、貯留液の […]
2014.06.24
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断脚手術を乗り越えて~犬の手根部に発生した線維肉腫
エルザちゃんの左前肢手根部に発生したしこりは急速に増大しました。 部分的な組織検査の結果は線維肉腫。 可能性に掛けて切除手術に挑みましたが、腫瘍は底部の筋肉や腱、神経や血管を巻き込んでいて残念ながら切除不能でした。 高齢 […]
2014.06.13
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猫の前頭部節外型リンパ腫へのステロイド単独化学療法の効果
症例は日本猫12歳齢、避妊済雌。 1か月前より鼻のしこりが増大し来院した。 腫瘤は左眼内側の前頭部に存在し、 約3cm大に増大し硬く弾力性があった。 くしゃみや鼻水などの鼻炎症状はなく、 しこり以外の臨床症状はなかった。 […]
2014.05.23