14歳MIX犬(A.コッカースパニエル×T.プードル)の男の子。

耳介に発生したしこりが半年前より増大してきました。

当院の腫瘍科ブログを見て、腫瘤の結紮処置を希望して来院されました。母犬は6歳で慢性腎臓病で亡くなっているため、麻酔をかけての処置は希望しません。

診察すると、右耳介にφ2×1㎝のしこりを認めました。突出したしこりの表面は一部崩れて出血しています。

しこり自体は大きいですが、基部にはくびれがありましたので、手術用の糸で結紮処置を行いました。遠方からの来院であるため、結紮が緩んだり出血がある場合には、緊急の再結紮処置が必要となることをお話ししました。

結紮はうまくいった様で5日後にしこりは脱落しました。その際、出血もありませんでした。

結紮から1週間後に報告にいらしてくれました。

腫瘤の基部は残っていますので今後、ゆっくりと増大してくることが予想されます。飼い主さんは時間稼ぎができたことに満足されていました。

コッカースパニエルには皮脂腺腫瘍などが多い印象です。皮脂腺癌など悪性の場合には再発巣の急速増大や多発病変、転移病変の出現の可能性もあります。経過観察をお願いしました。

レオどうぶつ病院