リンパ腫の多剤併用化学療法を卒業したうたちゃん
うたちゃんはもうすぐ6歳になるフレンチブルドッグの女の子です。

昨年の12月初旬に体表リンパ節が腫脹し、他院にて細胞診により多中心型リンパ腫(中~大細胞型)と診断されました。当院にはセカンドオピニオンで来院されました。
リンパ腫は根治は難しい腫瘍であること。化学療法(抗がん剤治療)の効果が出れば状態が改善し、良い状態で寿命を延ばせる可能性があること。抗がん剤の使い方によっては副作用が出ることなどをお話ししました。
その後、2次診療施設において治療の説明を受けたそうですが、当院での治療を希望して再来院されました。
12月20日にCOP療法をベースとした多剤併用療法を開始すると、すぐに元気が出て来てリンパ節の縮小によりいびきが軽減しました。
12月30日の再診時には調子は良いものの好中球減少を認め、予定していたビンクリスチンの投与を延期しました。夜になり嘔吐と震えが始まり、元気と食欲が消失して敗血症の症状を示しました。
12月31日朝、点滴と吐き気止め、持続性の抗生物質の注射をしました。午後になりノイトロジン(好中球増加因子)の注射をしました。夜になっても食欲はなく、水を飲んでは吐くため、夜間救急センターを受診。治療に反応し回復基調にあると判断され、対症療法をして帰りました。
元旦になり元気が出始め食欲も戻りました。
その後、薬用量を下げて抗がん剤治療を再開。リンパ腫は完解の状態となりました。
大きな副作用もなくCOPにドキソルビシンを加えた多剤併用療法を継続。
この度、6カ月間の治療を終え、いったん化学療法を卒業となりました。

今後は検診体制となりリンパ腫の再燃に備えることとなりました。
レオどうぶつ病院













