13歳になったロデム。最近よく水を飲んでいます。
高齢猫に多い慢性腎臓病が気になります。
そこで、例のしょうゆ差しを使って採尿を試みました。
最近のロデムのトイレはこんな感じです。3基並んでいます。

何年も前に網戸越しに野良猫に対面して以来、尿を後ろに飛ばすようになり、カバー付きのトイレにしました。
トイレの掃除が間に合わなくて汚れたままにしていると他でしてしまうことがあり、もう一つ同じトイレを追加しました。
最近は精神的に落ち着いて、しゃがんでおしっこし始めるのですが、後半徐々にしっぽが上がり、やはり最後はピピピッと後ろに尿を飛ばします。
試しに足を上げて排尿する雄犬用の壁付きトイレを試すと、気に入ってそこで排尿するようになりました。開放感!
カバー付きのトイレはもっぱら排便用となりました。

採尿準備として、前夜にペットシーツを裏返しておきました。

上にカバーが付いているので、本人は気付かずにいつも通り排尿してくれました。
ペットシーツ裏面のビニールの上に貯まった尿をしょうゆ差しで採集。

上手くとれました。検査まで少しあるので冷蔵庫で保存。
なんだこれ?本人も確認しています。

今回は院内検査の他にUPC(尿タンパク/クレアチニン比)を外注で依頼しました。
尿タンパクが有意なものかわかり、慢性腎臓病の指標となります。
結果はUPCも正常範囲で今のところ一安心です。
院内検査ではストルバイト結晶が沢山認められました。食べが悪いからと市販のドライフードを与えたのが原因かと思います。これから冬場は飲水量が減り、尿が濃くなるので食事に注意します。
その他、細菌が認められましたが、炎症細胞や血尿も認められないことから、膀胱炎ではなく採尿時のアーティファクトと判断しました。
採尿前にトイレの網の部分を洗っておかなかったのが反省点です。

レオどうぶつ病院