7歳齢チワワの男の子。
2歳を過ぎた頃より、皮膚の痒みによる舐め取りが始まりました。

病変部皮膚のスタンプ検査ではマラセチアや細菌、炎症細胞が認められ、抗真菌剤の内服とご自宅での薬浴を開始しました。
治療により一時改善を認めましたが、その後も夏場を中心に、年々悪化していき、アトピー性皮膚炎を疑いました。

7歳時に痒みに対する治療としてアポキル錠の内服療法を開始しました。
痒みに応じて重度の部位にはコルタバンススプレーを併用しました。

治療により痒みは劇的に軽減し、発毛が認められました。
本人も痒みのストレスから解放され生活の質を上げることができました。
以下の写真は、治療前と治療後の比較です。



犬のアトピー性皮膚炎は痒みを許容できる範囲まで抑えて、痒みとうまく共存していくのが治療のコツです。

レオどうぶつ病院