夏場のご自宅でのシャンプーのコツを当院トリマーが実演。
皮膚病の多くなる夏場のご自宅でのワンちゃんのシャンプーのコツを当院トリマーが実演します。
グルーミング前の診察で皮膚のコンディションを確認し、その日に使用するシャンプーとコンディショナーを選択します。
皮膚病にも色々なタイプがあります。細菌が増殖する膿皮症や酵母菌の繁殖するマラセチア症、脂の分泌の多い脂漏症や乾燥によるフケ症。いくつかの皮膚病が複合することも多いのです。
モデル犬のたらこちゃん。今日は少しフケが多いのが気になっています。
保湿性の高い、アロエ・オートミールシャンプーとアロビーンコンディショナーを使用することとしました。
①まずは全身を良く濡らします。
②アロエ・オートミールシャンプーで全身をマッサージするように泡立てます。
③薬用成分の効果を増すためにはすぐに洗い流さずに5~10分浸透させるのがコツ。
④シャンプーを良くすすぎます。皮膚に痒みや赤みのある時にはお湯で皮膚を温めない方が良いので、ぬるめのシャワーにするのがコツ。
⑤タオルドライします。今日は吸水性の高いセームタオルを使用。
⑥今日使用するアロビーンコンディシャナーは完全に乾く前に皮膚に擦り込み、洗い流さないタイプ。
⑦ドライヤーで乾燥。皮膚に痒みや赤みのある時は、皮膚を温めないように冷風で乾かすのがコツ。ドライヤーの風が目に当たるとドライアイになるので注意。
⑧皮膚はしっとり、被毛はふんわり仕上がりました。
ご自宅で使用するシャンプーが分からない場合はご相談ください。ワンちゃんの皮膚の状態に最適なシャンプーとコンディショナーをセレクトいたします。