紙おむつを誤食した犬の催吐処置 クレボル
5歳のトイプードルが昨夜、紙おむつを咬みちぎって、一部を食べたかもしれないと来院しました。夜中に嘔吐した時には夜食の歯磨きガムの一部が出てきました。今朝早朝にはオムツの吸水ポリマーのようなものを少量吐いています。朝食は少なめに与えましたが、その後は吐いていません。
腹部レントゲン検査では胃(青い点線)内に食塊が貯留しています。少量の朝食の割には胃が膨らんでいる印象です。オムツのポリマーとフードは画像上は判別できません。多くの吸水ポリマーには毒性はありませんが、不織布の部分も飲み込んでいると消化されず、腸閉塞を起こす可能性もあります。

そこで、催吐処置を行いました。今回は「クレボル」という点眼型の催吐剤を使用しました。従来使用されていた催吐剤より安全性が高いと言われています。


点眼後、お尻を持ち上げる祈りのポーズ。
これはお腹が痛い時のポーズです。

伏せてしまったり、ちょっと様子が落ち着きません。

点眼より12分後、吐き始めました。

初めは朝食べたフードが出たようです。

その後も続けて合計4回吐きました。

後半にはフードではないものが混ざっています。

広げてみるとオムツに含まれる不織布の様でした。

催吐処置でも吐けない場合や、吐かせると消化管を傷つける恐れがある鋭利な異物などは開腹手術になることもあります。
今回はうまく吐かせることができました。吐き終わってスッキリした後には吐き気止めを注射して退院しました。
レオどうぶつ病院









